会長挨拶
今般、当会ホームページを開設することとなりました。その趣旨及び目的をについて、若干触れさせていただきたいと思います。このホームページ作成の大きな目的は、現在保護司を務めている方はもとより、今後保護司になりたいと考えている方、さらには地域への貢献を志している方や地域自治体の方々に、より更生保護・保護司の活動について知って頂きたいとの切なる願いから意図したものです。
犯罪のない社会を実現することは、だれもが必要だと認識し、これまでもたくさん先達が努力を積み重ねてきました。
年々、犯罪件数は漸減傾向にあるとはいいながら、グローバル化や仮想空間であるデジタル技術の進展、多くの方が感じている経済の閉そく感や地域社会における人間関係の希薄化など、数え上げれば数えきれないほどの不確実性の社会、加えて生活への不安要素が私たちを取り巻いています。
これが起因となって、直接的に犯罪発生につながっているとまでは言えないと思いますが、特殊詐欺や薬物に手を染めるなどの事犯が近年目立っているように思えます。
犯罪の発生により、加害者と被害者が必ずいます。加害者側に犯罪の理由があったにしても、被害者の生命、身体への危害はもとより、財産権を侵すといった行動は決して許されるものではありません。被害者、加害者ともども、その家族など回りの者を含めて、不幸をもたらすケースがほとんどであります。当然のことではありますが、加害者は被害者への謝罪の気持ちを持ち続け、更生を図ることが何より求められます。
多くの人を不幸にする犯罪を増やさないためには、まずは再犯を防ぐこと、つまりは一度犯罪に手を染めた人がその罪を償った後に反省する心を持ちながら、地域社会で働き、まじめに暮らしていくことにより二度と罪を犯さない生活を再建することが重要です。そのための環境づくりや更生に向けた支援を行う役割が保護司をはじめとした更生保護に携わる我々の役割です。
我々の願いは、誰もが住みやすい、暮らしやすい社会を創っていくことです。どうか、こうした取り組みに興味のある方は、我々と一緒に活動してみませんか。
宮城県保護司会連合会会長 長岡弘晴
沿革
- 1949年(昭和24年)
- 宮城県保護司会設立。戦後の更生保護制度整備により、犯罪者や非行少年の更生支援を開始。
- 1950年(昭和25年)
- 「社会を明るくする運動」に参加。地域全体での再犯防止を推進。
- 2016年(平成28年)
- 「再犯防止推進法」施行に基づき、再犯防止策を強化。
活動内容(全体)
宮城県保護司会の活動は多岐にわたりますが、以下はその主な活動です。
- 保護観察対象者との面談
- 犯罪や非行を犯した人々が社会復帰できるよう、定期的に面談を行い、生活や就労に関する相談を受ける。
- 再犯防止支援
- 社会復帰後の再犯を防ぐために、個別の支援計画に従い、対象者の更生をサポートする。
- 更生保護活動の啓発
- 「社会を明るくする運動」などの啓発活動を通じて、犯罪予防や更生保護の意識を地域住民に広める。
- 青少年の健全育成
- 地域のサッカー教室やイベントを通じて、青少年の非行防止と健全な成長を支援。
- 学校や地域団体との連携
- 学校での犯罪予防教育や、地域団体との協力による防犯活動を実施。
- 研修会や勉強会の実施
- 保護司の知識やスキルを向上させるための研修や勉強会を定期的に開催。
- 地域福祉団体との協力
- 地方自治体や福祉団体と連携し、対象者の社会復帰を支援するための地域ネットワークを活用。
- ICTの活用推進
- 保護司の業務効率を向上させるため、ICTツールを用いた面談記録の管理やオンライン会議の実施。
- 年間行事の企画・運営
- 更生保護に関するイベントやキャンペーンを年間を通じて計画し、地域で実施。
役員名簿 (令和6年6月)
- 役職
- 氏名
- 地区
- 会長
- 長岡 弘晴
- 泉
- 副会長
- 門脇 正徳
- 栗原
- 副会長
- 坂田 すい子
- 伊具亘理
- 副会長
- 菅野 正浩
- 気仙沼
- 常務理事
- 小林 定明
- 泉
- 理事
- 澤口 政志
- 青葉
- 理事
- 小松 啓祐
- 宮城野
- 理事
- 小野 和徳
- 若林
- 理事
- 小林 廣道
- 太白
- 理事
- 藤井 神龍
- 石巻
- 理事
- 鈴木 勝
- 塩竈
- 理事
- 竹花 純栄
- 白石
- 理事
- 小橋 実永
- 柴田
- 理事
- 佐竹 佳郎
- 名取岩沼
- 理事
- 早坂 千代治
- 加美黒川
- 理事
- 富田 淳子
- 大崎
- 理事
- 佐々木 豊
- 遠田
- 理事
- 阿部 敏光
- 登米南三陸
- 監事
- 板橋 肇子
- 名取岩沼
- 監事
- 時 準雄
- 泉